「できないよ。」 香時の意見をまた圭が却下する。 「寮は同じ学年の人と同室になるの知ってるでしょ?」 「だって〜」 香時はなおも食ってかかる。 「というか香時・・・僕と同じ部屋でしょ?」 「同じ部屋だからこそだよ!適当な理由つけて同じ部屋にするとか・・・」 「なら竜也に1回聞いてみたらどうですか?」 そこで宏幸が提案した。 「そうそう!どうせ明日休みなんだし説得に行ってきなよ!」 「明日!?しかも説得って・・・」 「そうですね。聞いてみるだけ聞いてみてはどうですか?」 さっきは否定していた初樹も宏幸の提案を後押しする。 「初樹君まで・・・」 結局圭は竜也の家へ説得・・・聞きに行くことになった。
「どうしてこうなるかな・・・。」 翌日圭は竜也の家の前へ来ていた。 初めて会ったとき家を見ていたので難なく来ることができた。 「ここか・・・」 早速圭はチャイムを鳴らした。
家の中では竜也の姉がチャイムに気付き、玄関へ向かった。 誰だろ?
新聞の集金か近所のおばさんかなどと思いながら玄関を開けると、そこには見知らぬ少年が立っていた。 あまりの驚きに銜えていたクッキーを落としかけた。
「竜也―――――――!!!!」
突然家の中に声が響き渡った。 あまりの声の大きさに2階の自室で眠っていた竜也は目を覚ました。 「アネキ・・・?」
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 テーマ:自作BL連載小説 - ジャンル:小説・文学
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