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少年達の恋事情 第10話

2008.07.20 Sun

 早速亮介の家庭教師がスタートした。

 ・・・・しんたんだけどこの距離はなんなんだろうか?

 栄多は真面目に机に向かっている。
 亮介はというと、栄多の座っている椅子の背に左手を置き、右手は机の上に置いている。
 下手をすれば亮介の息がかかりそうな距離だ。
 「・・・あの・・・」
 耐え切れず栄多は声を掛けた。
 「何?」
 「椅子に掛けないんですか?」
 「気を使わなくていいよ。俺は大丈夫だから。」

 座ってもらわないと俺が困るんだよ!

 栄多の気持ちなど全く知らず、亮介は笑顔で答えた。
 「・・・そこ」
 いきなり亮介がぐいっと体を近づける。
 「!!」
 「解き方間違ってるよ。」
 「〜〜〜・・・」

 一瞬ドキドキしてしまった・・・。
 なんで俺がドキドキしなきゃなんだよ!意味わかんねぇ・・・。

 「この問題はこの公式を使って・・・栄多君、聞いてる?」

 言わなきゃ・・・。今を逃すと言えなくなりそうだ。

 栄多は心を決め、話を切り出した。




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