早速亮介の家庭教師がスタートした。
・・・・しんたんだけどこの距離はなんなんだろうか?
栄多は真面目に机に向かっている。 亮介はというと、栄多の座っている椅子の背に左手を置き、右手は机の上に置いている。 下手をすれば亮介の息がかかりそうな距離だ。 「・・・あの・・・」 耐え切れず栄多は声を掛けた。 「何?」 「椅子に掛けないんですか?」 「気を使わなくていいよ。俺は大丈夫だから。」
座ってもらわないと俺が困るんだよ!
栄多の気持ちなど全く知らず、亮介は笑顔で答えた。 「・・・そこ」 いきなり亮介がぐいっと体を近づける。 「!!」 「解き方間違ってるよ。」 「〜〜〜・・・」
一瞬ドキドキしてしまった・・・。 なんで俺がドキドキしなきゃなんだよ!意味わかんねぇ・・・。
「この問題はこの公式を使って・・・栄多君、聞いてる?」
言わなきゃ・・・。今を逃すと言えなくなりそうだ。
栄多は心を決め、話を切り出した。
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 テーマ:自作BL連載小説 - ジャンル:小説・文学
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