Homesweet dream 【終了】> sweet dream11

sweet dream11

2008.07.19 Sat

 「あ・・えっと・・・その事なんだけど・・・」
 「竜也・・・たぶん今日は来ないと思います・・・。」
 宏幸は圭と初樹を見ないよう背を向けながら言う。
 「え?どうして?」
 すかさず圭が聞く。
 「そっそれは・・・なんか急用ができたみたいで・・・」
 必死に香時が誤魔化す。
 その後ろで宏幸が激しく頷く。
 「そうなんだ・・・ってあれ?」
 納得しかけた圭の言葉が止まる。

 「竜也君って寮じゃないの?」

 続く言葉に再度2人の動きが止まる。

 「寮じゃないですよ。家が近いらしくて自宅通いです。」
 2人を助けたのは初樹だった。
 「ふーん。そう・・・」

 「そうだよ!!」

 そこへ香時の声が響く。
 「今度は何だい?」
 しかし圭は全く動じず対応する。
 「竜也君を寮に入れればいいんだ!!」
 「そんな無理は言えないよ。」
 顔を輝かせる香時に圭が即座に否定する。
 「この学校は寮に入るの強制じゃないんだから・・・」
 香時は頬を膨らませあからさまに不満そうな顔をする。
 「そうですよ先輩。寮はお金が掛かりますし、近いなら通った方が・・・」
 この香時の意見にさすがの初樹も否定する。
 「だってだって寮に入ってもらえば圭と同じ部屋にすることだって・・・」
 香時は尚も提案を実現させようと頑張る。




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