「亮介君、大丈夫!?」 「亮介さん!!」 刹と滝が同時に亮介に駆け寄った。 「だい・・じょうぶ・・・。心配かけたね・・・。」 「ほら、栄ちゃん!」 放心状態だった栄多を滝が亮介のもとへと押しやった。 「あ・・・」 栄多の姿を見ると亮介の顔が悲しそうに歪んだ。 「あの・・俺、亮介さんをたくさん傷つけてきました。俺の我が儘で振り回してばっかりで・・・」 再び栄多の目から涙が溢れ出した。 「都合いいと思うけど、自分から別れを切り出しといて勝手だけど・・・俺は・・俺は亮介さんが好きです・・・!」 「・・・・」 刹は微笑むと滝を連れて病室を出て行った。
「・・・どうして別れようと思ったのか聞かせてくれる・・・?」 栄多を見る亮介の目は優しかった。 「・・・俺の中で溢れる嫉妬に・・耐えられなかったんです・・・。亮介さんが誰かといるだけで胸が苦しくて・・・兄貴にも嫉妬して・・そんな自分が嫌だったんです・・・。折角兄貴と仲直したのに兄貴を嫉妬の対象として見てしまうことが嫌だったんです!でもだからって俺が亮介さんに言った事が許されるはずがない・・・。謝っても亮介さんの傷を癒すことはできないけど・・俺には謝る事しかできないから・・・本当に・・ごめんなさい・・・!」 「・・・・」 亮介はゆっくり起き上がろうとしたが体が思うように動かず起き上がるのを諦め、体をまた横にした。 「え!?」 しかし、栄多の腕を自分の方に引き、そのまま栄多を抱きしめた。 栄多は亮介の胸の中に飛び込んだ。 「亮介さん!?」 「突然別れて欲しいって言われた時は正直、相当ショックだった。」 「・・・・」 「あの皆で遊園地に行った時にも言ったけど、君が刹に嫉妬するように俺も滝君に嫉妬してた・・・。一緒に学校に行ける事、遊べる事みんな羨ましかった・・・。」
俺と・・・同じ・・・
栄多は亮介の本音に衝撃を受けた。
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 テーマ:自作BL連載小説 - ジャンル:小説・文学
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